徒然 1週間入院をした話

こんにちは!イオコです。
今回は、とあることで手術をすることになり、1週間入院をした時の話です。

有難いことに私は昔から健康で、病院は未知の領域。
入院前はネットで体験談を読み漁って不安を紛らわせていたので、私の経験も誰かの役に立てばと思い、残しておきます。
よろしければご覧ください (^^)/

(1)入院の経緯

元々生理不順だった私。ある時不正出血が重なることがあり、婦人科で検査をしてもらいました。
結局不正出血の原因はハッキリしなかったのですが、その代わりに卵巣腫瘍が発見されました。
「右卵巣成熟嚢胞性奇形腫」です。

この腫瘍ができるのに特定の原因はないそうですが、子宮‣卵巣周りにトラブルが起きやすいのは、出産経験のない女性が多いそう。出産があると一定期間生理が止まるので、子宮周りの傷ついた細胞が回復しやすいのですが、出産をしないと閉経まで延々と生理が来るので細胞が傷ついた際に回復タイミングがなく、トラブルになりやすいと言われているそうです。

精密検査の結果、私の抱えている腫瘍は良性で、がん細胞などの悪い細胞は見つかりませんでした。つまりは、ただのふくらみ。それであれば通常は多少放っておいても(経過観察で様子を見るだけでも)良いそうですが、今回見つかった腫瘍の大きさはなんと6cm。え、でかない?( ゚Д゚)
悪い細胞ではない腫瘍でも、大きくなりすぎると問題だそう。何かの拍子で捻転するようなことがあったら、超激痛&卵巣が酸欠になり壊死もありうると。
(先生に「超激痛」を強調されてビビりましたw)

こう言われたら取るしかない。
ほっといてもなくならんし。

かくして、アラフォーで人生史上初の、入院&手術に臨むことになりました。

)入院の準備

入院前は全身検査。心電図やらMRIやら歯科検診まで、丸ごと検査です。
「お腹の手術だけなのに…」と唖然としましたが、全身麻酔を使用することもあり、色々と慎重な検査が必要なようでした。
ちなみに歯科検診は、手術中に人工呼吸器を付け外しする際に、歯が弱いと欠けたりすることもあるそうで、その絡みだそうです。色んな配慮が必要なんですね…自分事ながら、無知すぎて関心。

1週間の入院のため、会社もまとまってお休みしなければならず、その根回しもしました。私的には「プチ入院」みたいな軽い気分だったのですが、職場の人に事情を話すと想像以上に心配され、逆に動揺(笑)
残り少ない有休を泣く泣く消費しました…。

※健康保険の「傷病手当金」について
私は有休を使いましたが、長期に病欠することになった場合は、健康保険の「傷病手当金」制度が使えます!連続3日以上休んだ場合、4日目から給与の約3分の2が支給され、生活の助けになります。
いつも高い保険料払っているんですから、こういう時にしっかり還元してもらいましょ~ (゚Д゚)ノ

あとは、家族への根回しもしました。
手術となると、何かあった時のために、家族に手術や手術の説明に立ち会ってもらわなければならず、これが地味に気を遣いました。両親は遠方にいるので、都内在住の姉に相談したのですが、姉も忙しい会社員。手術の説明の日と、手術中と~…って、全部平日。姉も有休とることになるやん。。
結局先生と相談して、手術の説明日のみ来てもらい、手術当日は立ち会わず、連絡が取れるようにするに留めました。これ、一人で上京してきた人とかはどうするんだろう…?

さらに入院が近くなり、持っていくものを用意。
私は下記の物を準備し、海外旅行用のスーツケースにパッキングして入院に臨みました。

(必需品)
・病院からの資料
・筆記用具、印鑑
・1週間分の下着、インナー、靴
・退院時の服(入院時と同じ)、メイク道具、折り畳み傘
・タオル、ティッシュ類
・コップ
・メガネ(普段はコンタクト)
・顔洗い・歯磨き・お風呂セット
・院内靴(転倒防止でサンダル不可でした!)
・ナプキン
・マスク
・お財布(前金10万円とお小遣い3万円くらい)
・スマホ
・充電器

(娯楽品)
・モバイルWi-Fi
・イヤホン
・電源タップ
・ノートパソコン
・手帳
・小説、旅行のガイドブック
・サコッシュ(お散歩用)

(その他の準備)
・手足の爪を短く切っておく
・顔周りのお手入れをしておく(眉の形を整える等。1週間放置を想定して)

さぁ準備万端!
仕事を休める嬉しさと(不謹慎)、痛いかな~というちょっぴり不安な気持ちを抱えて、病院へ向かいました。

(3)入院&手術

入院当日は午後から。
4人部屋のお部屋に案内され、これからの入院日程の説明を受け、すぐに自由時間となりました。

知らない人と同部屋で過ごすのは気を遣うかなと思いましたが、カーテンで仕切られているだけで結構個室感覚になるんですね。あまり気になりませんでした。(カーテンのような頼りないものでも個室感を感じるのは、日本人特有だそうですね!海外の人は分厚い壁がないと気になっちゃうと聞いたことがあります…。)

何から何まで初めての体験。
病院のシャワーにドキドキ、給食みたいな病院食にワクワク、と、初日は手術と関係ないことでそわそわしていました(笑)明日手術なのに、我ながらノー天気なもんです。

オカルト好きな私は、病院の夜はどんなに怖いだろうか、真夜中に足音が近づいてきたりして…なんて妄想を膨らませていたのですが、全くそんなことはなく、むしろすくそばにナースステーションのあるお部屋で、安心感抜群でした。真夜中に看護師さんが巡回に来るのは本当です(笑)普通にパタパタ足音立てて近づいてきます。
21時には消灯だったのですが、終始そわそわしていたので、すぐには寝付けませんでした。

そして入院2日目、手術の日です。
私は手術の順番が後ろの方で、15時の予定でした。
辛かったのは、手術まで飲み食いNGだったことです…。
お昼までならまだしも、夕方近くまで何も食べられないの、ひもじい (;´∀`)
しかも時間が押して、結局呼ばれたのは16時になろうかという時間帯でした。

今回の手術は、「腹腔鏡下卵巣腫瘍摘出術」。
お腹を切らず、いくつか穴を空けて、必要な器具を挿入して手術する方法でした。
私の場合は、おへそに穴を空けカメラを挿入、おへその下に均等に3つ穴を空け、手足となる器具を挿入して手術をしました。小さい穴では6cmある腫瘍は取り出せないので、体内で腫瘍を切り中身を吸い出してから体外に出す手順です。

手術室には歩いて向かい、到着したらすぐ手術台に寝そべるよう指示されました。
寝そべった直後、5人くらいの先生方がわっと集まってきて、私の手足に次々と器具を装着していきます。されるがままの私は、さながら人間に捕まったエイリアン。捕まってしもた~。

そして呼吸器を装着され、麻酔が入るまで意識を集中させていたのが、手術中の音楽
以前に家族が手術を体験した時、手術室にヒゲダンが流れていたと聞き、私の場合は何か楽しみにしていました。
「麻酔で意識を失っても、音楽だけは覚えておこう…!」と、強い意志を持ち耳を澄ませていたのですが、私の場合は、癒し系オルゴール音楽でした………。普通!無念!!(*ノωノ)
そして意識を手放しました…。

目が覚めたのは、ガラガラとベッドごと病室に向かっている時でした。

手術自体は2時間くらい。病室に戻ってからは、点滴(水分)と尿道カテーテル(お小水をとる管)を付けたまま、翌日のお昼まで安静にしていました。
痛みはちょっと重めの生理痛くらい。傷口が痛いのか、お腹の中が痛いのかはよくわかりませんでした。

実はそれ以上に辛かったのは、肩の痛み。
手術前にも説明があったのですが、この手術の場合、手術の邪魔にならないように胃腸の位置をずらすため、手術台を頭側に傾けて施術するんです!
そのために突発的な肩こりが発症するようで、これがまぁ痛い!(;_:)
普段肩こりしないタチなんでわからないのですが、コレ肩こりのレベル!?って思いました。
こちらは湿布を処方してもらい対処療法。
安静中は、手術した箇所以上に肩の痛みに悩まされました。。

手術翌日(入院3日目)の午後、ようやく尿道カテーテルを取って動いてみましょう、の流れになります。
…が!!
ここでプチトラブル?発生。

普通に生理がきました。 ( ;∀;)

私は術後で寝たまま身動きが取れない状態で、 看護師さんは手術による出血か生理かわからず、あわあわ…。大変ご迷惑なことに、すったもんだの末、手術着も館内着も血まみれに、ベッドのシーツも立て続けに2回も汚しました…。ほんっとにあの時は惨めな気持ちになりました…(;_:)
大体の予定日はわかっていたんですが、生理中でも手術するってことでずらせなかったんですよぅ。。
その節は、大変申し訳ございませんでした…(ノД`)・゜・。

そんなこんなで、あとは退院まで(入院3日目~7日目)なるべく動きなさいと指導されつつ、定期的な体温と血圧測定、たまに血液検査をしてひたすら余暇?を過ごします。

動けるようになってからは、食事をとった後(恐らくお腹が膨れるため)とお腹を捻る体制をとった時に、お腹の痛みが結構酷かったです。こちらもお腹の傷口か中か、どちらが痛いのかわかりませんでしたが、たまに攣ったかというくらい痛い時があり、痛み止めを処方してもらっていました。

この痛みは人によって結構違うようで、同室に同じような手術をしたと思われる女性が2人いたのですが、動きが全然違いました。

同室の斜め向かいの女性の場合は、私のように手術翌日になっても起き上がれなかったです。手術後は、傷口が変な癒着をおこさないようになるべく動くことを推奨されていて、看護師さんも歩き出すよう促していたのですが、かなり痛かったようで、その後も2日くらいは寝ていた気がします。

一方で向かいのベッドにいた女性は、なんと朝一手術して、翌日の午後には帰っていました!
先生との会話を聞いていた限り、同じ施術をしていたはずなのですが…唖然。
看護師さんが「本当に無理しないでね…。」と言っている中、「旦那も子供もご飯作れないから…」って言って、去っていきました……。え、マジ?旦那お前いい加減にしろよ! ( ゚Д゚)

まぁそんな感じで、残念ながらこればっかりは人によって違うみたいですね~(>_<)

さてさて、痛みが少しずつ治まってきた私は何をしていたかというと、たまに館内のお散歩、あとは自室で旅行のホテル選びとキヨさんの大長編ホラゲを見ていました。 (-ω-)/

実は今年の秋に海外旅行の予定がありまして…!うふふ (´艸`*)
この件については後日ブログで書こうと思いまーす♪

あとあと、YouTube ホラーゲーム実況のキヨ。さんってご存じですか?
私大好きで!!(*´ω`*)
オカルト好きなのに怖いの苦手という矛盾した性質を持つ私なのですが、キヨ。さんはナレーションやセリフ読み上げがとても上手くて、声がイケメンで、しかもお喋りがすごく面白いので怖くないんです!(怖くないホラゲとは)
なので大好きなのですが、ホラゲをクリアするまでの動画なので、数時間にわたる長編になりやすく、見るのに気合(心の準備?)が必要なのです。
ということで、時間がたっぷりあるここぞとばかりに、8時間超の大長編を視聴しちゃいました!

入院って喜ばしいことではないけれど、比較的元気になってから退院するまでの間は、強制的に与えられた自由時間みたいで少しリラックスできました。
術後2、3日は、痛かったりだるかったりして心細かったけど…元気になって良かった!

(4)退院

入院6日目に術後検査で異常なし、7日目に予定通り退院しました!
スーツケースゴロゴロ、普通にバスと徒歩で帰ったのですが、すぐに体力が落ちたことに気づきました
少し歩くだけで疲れる疲れる。もちろん術後なので重いものは持てず、ゆっくりしか歩けないのですが、痛みというより、疲れ。普通に移動しているだけでくたくたになってしまいました。
「1週間病院に閉じこもっただけで、こんなに体力がなくなるんだ…」と、衝撃でした。
元々ない体力が、さらにミジンコ並みに。

その後も、体力喪失のツケが回ります。
退院後まもなく、普段できないニキビができ、唇にヘルペスも発症。無残なお顔にテンションダダ下がり。身体の免疫力の低下も、ひしひしと感じました。
個人的には、傷より、体力と免疫力低下の方が深刻な感じがしました。

傷の痛み自体は、それこそ退院翌日くらいまでは、 慎重に歩いたりして痛まないように気を遣っていましたが、ここは訓練された社畜。2日目にはわりと普通にスタスタ歩いていました。念のために処方してもらっていた痛み止めも、結局1回も使わずに済んだくらい。体力こそないけれど、こんなにすぐ回復してくれて、よくやった、私の身体ちゃん。(*^^)v
すぐ日常に戻っていきました~。

(5)全体を通して

長くなりましたが、以上が私の1週間の入院体験です。

全体の費用感としては、ざっくり10万円くらいでした。
手術代、入院費、食事代、タオルや館内着のレンタル代を含めてこのくらいです。
今回は高額療養費制度が適用されたので、この程度で済みました。日本の手厚い制度万歳!

※高額療養費制度について
医療機関や薬局で支払った医療費が一定額を超えた場合に、超えた分を健康保険から支給してもらう制度。「一定額」は年収等で基準が異なるので要確認。ちなみにこの制度はこれまで申請手続きが必要でしたが、マイナ保険証だと自動適用されるので、支払いの時点で適用額の提示でした。

あとは民間の医療保険に入っているので、支払いの8、9割は取り戻せそうです。
少額だけど、月々支払いしてて良かった~。

そんなこんなで、腫瘍が見つかってからは不安に思う時も多々ありましたが、改めて日本の医療制度・技術と、患者へのホスピタリティの高さを実感しました。日本ってすごい!
普段健康でいると感じることができないものなので、結果的には良い機会になった気がします。
(やっぱり健康が一番ですけどね!)

これから入院や手術で不安な方がおりましたら、まずは落ち着いて、
・どんな支援が受けられる可能性があるか(医療制度、会社規則、健保など)
・協力してくれる人が周りにいるか(家族、友人、会社の管理部の方など)

 を、冷静に確認して足場を固めていくと良いと思います。

「費用的にはこのくらいかかるが、各種支援を駆使すれば実質はこのくらいになる」、
「有休はないけれど、傷病手当金制度を利用して生活費の足しにできる」、
「上司や同僚に相談すれば、何とかまとまったお休みをとれそう」 等々、
1つ1つを現実に落とし込んでいくと、肝を据えて治療に専念しやすいと思います。

…とはいえ、私は腹腔鏡での腫瘍切除という成功率の高い手術だったので冷静でいられただけで、もっと深刻な問題を抱えている人は、本当に不安だろうなぁと思います…。

既にアラフォーの私ですから、これからどんどん歳を取って、身体のトラブルも増えるはず。
改めて、「健康であること」に感謝して、自分を労わっていきたいものです。

身体が健康なだけで儲けもの!
「当たり前」を噛み締めて、日々を生きましょ~! (^O^)/

病院の自販機にあった「土俵際の底力 両国ブレンド」。腹筋は使えなかったけど気合は入れました。

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